アメリカでトランス脂肪酸が規制されるようです。
トランス脂肪酸は血液中の悪玉コレステロールを増大させ、心臓疾患のリスクを高めるとされています。
アメリカでは心臓疾患の死者を減らすため段階的に規制を行う方針のようです。
アメリカでの規制によってその危険性が最認知されつつあるトランス脂肪酸は
どんな食品にが含まれているのでしょうか?
●油脂類
・ショートニング 1.2~31%
・マーガリン 0.94~13%
・ファットスプレッド 0.99~10%
・バター 1.7~2.2%
トランス脂肪酸の代表といえばマーガリンをはじめとする植物性油脂です。
特にショートニングはマーガリンから水分と添加物を除いて純度を高めたものなので、
含有率は一番高いようです。
マーガリンがダメならバターをというのも通用しません。
マーガリンなどは製品によって含有率に差があるようです。
●肉類
・牛(ハラミ)0.79~1.5%
・和牛(サーロイン) 0.54~1.4%
・和牛(肩ロース) 0.52~1.2%
加工食品以外に牛肉にも含まれるようです。
こちらは天然由来のトランス脂肪酸で、脂肪が多い部位に多く含まれます。
●その他
▽調味料・香辛料類
・ハヤシルウ 0.51~4.6%
・マヨネーズ 1.0~1.7%
・カレールウ 0.78~1.6%
▽菓子類
・菓子パイ 0.37~7.3%
・クッキー 0.21~3.8%
・ビスケット 0.036~2.5%
▽乳製品
・コンパウンドクリーム 9.0~12%
・コーヒークリーム 0.01~3.4%
・ナチュラルチーズ 0.50~1.5%
などに多く含まれますが、上記以外では食用油に多く含まれます。
サラダ油や天ぷら油などに多く含まれ、揚げ物に何度も利用すると
トランス脂肪酸の含有量は増えていきます。