ハロウィンも日本ではすっかりおなじみになりましたね。
といっても宗教的な儀式としてではなく、
お祭り騒ぎとしての面が強いのでしょうけど。
ハロウィンといえばカボチャのイメージが強いですが、
もともとはカボチャではなくカブだったことはご存知でしょうか?
あのお化けのカボチャはジャック・オー・ランタンといい、ゲームなどの影響で日本でも有名だと思います。
もともとはアイルランドやスコットランドの伝承で「ランタン持ちの男」を意味する鬼火のような存在だそうです。
死後の世界への立ち入りを拒否された死んだ魂が、悪魔からもらった火種を入れたランタンを持ってさ迷っている姿だとされています。
ただ、このランタンはカボチャではなくカブだというのが、スコットランドの伝承なのです。
ちょっと意外でしたが、スコットランドでは現在でもハロウィンにはカボチャではなくカブを用いているのだそうです。
ちなみに怖い顔を彫るのは人を怖がらせるのが目的ではなく亡霊たちを家に入れないようにする魔よけの意味があります。
ハロウィンがカボチャに変化したのはこの話がアメリカに伝わってから。
移民したアイルランド人によってハロウィンの文化が伝わります。
その際にカブではなくアメリカで生産が多かったカボチャを用いたのがきっかけだそうです。
ハロウィン=カボチャとばかり思っていましたが、意外なルーツがあるものですね。
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